ワンス・アポン・ア・タイム
前回の記事の続き。
ワンス・アポン・ア・タイムについて書きます。
長いからワンスって書くけど、ワンスはたしか僕が大学生になるかならないかくらいの時に始まったから3.4年前のはず。
シンデレラ城の壁面に映像を映し出すプロジェクションマッピングってやつ。
始まった当初から僕はすごく見に行きたいって思っていて、ユウチューブとかでワンスの動画は上がってるんだけどそういうのは見ないようにしてた。
結局ずっと見に行けてなかったんだけど11月の6日にワンスが終了することを彼女に教えてもらって、急いで行かなきゃってなって昨日行ってきた。
大雨の中の開催だったんだけど、とても感動した。
プロジェクションマッピングは普段テレビでみる映像とはぜんぜん違って、映像というよりは光そのものっていうか、ちょっと上手い言葉が見つからないけど一瞬の光じゃなくて、キラキラ、サラサラ、ユラユラとかのいろんな表現を1つにまとめたような光。
プロジェクションマッピングってすごく近未来感を感じそうなものなんだけど、その光はなんだか懐かしさを感じるものだった。
フィルムの映写機の映像みたいなイメージかな。
美女と野獣のポット夫人が息子のチップに寝る前のお話として不思議の国のアリス、シンデレラなどの名シーンを話して聞かせるってストーリー。
夢、魔法、信じる心、愛がテーマになっていると思う。
初めから終わりまでディズニーランド側のものすごい情熱を感じた。
「夢と魔法ってこういうことだぜ!」「愛の力を信じようぜ!」っていうメッセージをなにがなんでも伝えてやろうという情熱。
シンデレラ城全体が踊り出したり、塔が縦に一回転したり僕の予想の斜め上の演出があってこれこそ夢と魔法って感じがした。
ポット夫人がチップに「信じていれば必ず願いは叶うのよ」って言った後に妖精が「信じている人のところにしか私は現れない」みたいなことを言っていて、なんて素敵なんだろうって思った。
美女と野獣のシーンでは真実の愛みたいなものが描かれていて、忌野清志郎の決め台詞「愛しあってるかい?」を思い出した。
僕は最近は小説や映画なんかではヒューマンドラマが好きでファンタジー物はほとんど触れなくなってきた。
就職活動が終わって将来のビジョンがなんとなく見え始めた今となっては将来の夢なんかないし、大学の理系的な考えに染まったせいで魔法も信じない。
僕はいつの間にか夢と魔法を信じない人間になった。
でも、情熱を感じる心と愛し合うことだけは忘れてはいけないと思った。
じゃないと僕はこれから何かに感動することはなくなってしまう。
ワンスで表現されていた情熱、夢と魔法、愛などは人間が感動するすべての要素が詰め合わされていたと思う。
夢と魔法を信じなくなった僕にとって、感動できる要素はもう情熱と愛しか残っていないのかもしれない。
最近、僕は分かり合う喜びの重要さを考えるようになったし、それだけで僕は生きていけると本気で思っている。
感動できなくなること、それは感動を分かち合えなくなることだ。
だから僕は絶対に情熱と愛し会うことだけは忘れたくないと思った。
相変わらず僕は感想を口にするのが苦手で、見終わった直後は「凄かった」くらいしか言えなかったけど、本当はこんなことを考えました。
約10年ぶりのディズニーランドはすごく楽しかった。
大好きな女の子が楽しそうにしている姿は本当に可愛くて、また絶対にこの子と一緒に来ようと思った。
僕はアトラクションの中では最近できたモンスターズインクとかトイストーリーのバズの乗り物より、昔ながらのピーターパンやピノキオの乗り物が好きだった。
そのへんのことも書いたら楽しそうだから、また書くかも。
んー、DSのソフトの続きも早く書きたいからやっぱり書かないかも。