神風

 

今日、明日は日本の各地で成人式が行われるらしい。

別に何もめでたくないけど、おめでとうございます。

毎年のこと、新成人が大暴れなんて話題がツイッターで流れてくる。

なんてはしたない、と思いつつも自分もまあまあ成人式では暴れていたことを思い出した。

僕はもう22歳だから2年前なんだなあ。

 

僕は今は読書と映画鑑賞が趣味の陰気なやつだけど、当時は結構イケイケだった。

成人式の会場にはスパークリングワイン片手に乗り込んだし、二次会では会場のど真ん中でビール瓶をラッパ飲みしてたし、三次会ではもう飲めないからお酒を頭から浴びてたし。

割とむちゃくちゃやってた。

 

あの頃のお酒、というか飲み会に対するモチベーションはいったいなんだったんだろう。

20歳の時はとにかく飲み会では何かを残さなければという使命感に燃えていた。

何かっていうのは、最高に楽しかったという思い出だったり、どれだけ暴れたかという武勇伝だったり、頭が割れるような二日酔いだったり。

飲み会ではたくさん飲んだやつが偉いという間違った価値観を持っていたし、たくさん吐いたやつはさらに偉いって本気で思ってた。

逆に全然飲まないやつには割と本気でムカついていた。

今思えばバカ以外の何者でもないけど。

 

サークルの飲み会ではピッチャーで一気したくてウズウズしてたし、クラブでは他人のお酒まで奪って飲んだし、地元では誰よりも先に全裸になったし、合コンでは女の子全員にアタックしまくった。

 

今はすっかり落ち着いて、飲み会に参加することも少なくなってきたけど、なんであんなにも頑張ってたんだろうって思う。

 

おそらくだけど、たぶん僕はただ、飲み会の次の日に「昨日のお前はすごかったよ」って言って欲しかっただけだったのかな。

高校生まではスポーツができるか、頭がいいか、イケメンかくらいしか輝ける方法がなかった。

僕はどれも持っていなかったから、いつだって彼らをかっこいいなあって見上げていた。

でも大学生になって、飲み会ではただその場を盛り上げたやつが輝けることを知って僕は嬉しかったんだ。

頭の良さもルックスも運動神経もいらない。

 

僕はお酒はあんまり好きじゃないけど、飲み会は大好きだった。

今が良ければ他はどうでもいいみたいな雰囲気とか、でかい声だしとけばそれでいいみたいな雰囲気とか、何はともあれ俺たち最高だよなみたいな雰囲気とか。

 

最近はTHE BACK HORNの「コバルトブルー」という曲を聴いている。

この曲を聴くと20歳の頃の飲み会15分前の気持ちを思いだす。

ただひたすらに生きた証を刻むよ 今

俺達は風の中で砕け散り一つになる

辿り着く場所も知らぬまま燃え尽きる

この夜が明けるまで酒を飲み笑い合う

俺達がいた事を死んだって忘れない

大げさだけど僕はいつだってこんな気持ちで飲み会に臨んでいた。

 誰がなんと言おうとコバルトブルーは飲み会に参加する若者のための歌だ。

 

そういえば当時は飲み会前にモチベーションを作るために聞く曲が何曲かあったからそれを最後に載せて終わろうと思う。

 

この街の空気 君の気配 最高の夜インザハウス!
ah 1.2.1.2ってリズムで踊り出せば ひとりじゃない気がするよ夜のベイビー
僕らまだずっと探してる 最高の夜インザハウス!
come back, get danceって誰かが騒ぎ出せば 君とまた会える気がする夜のベイビー

~ワンダフルボーイズ~『夜のベイビー』

愛してる 今を愛してる 今を愛してる 今を愛してる

愛してる 今を愛してる 今を愛しているのよ ベイビー

~クリープハイプ~『社会の窓

誰かに金を貸してた気がする
そんなことはもうどうでもいいのだ
思い出は熱いトタン屋根の上
アイスクリームみたいに溶けてった

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい

~THE BLUE HEARTS~『1000のバイオリン』

when I’m down, your kissing makes me feel alive when I’m down, your smell makes me feel alive oh baby,stay with me feel like I’m sinking down into the ground you’re killing me

~SiM~ 『KILLING ME』

クラブナイトへおいでよ ジントニックで踊ろうよ

それだけでいいよ 君の好きなレコードをかけるよ

 ~andymori~『クラブナイト』

またしても走り出した

悪魔の顔にゲロを吐いて

好きな場所 泣ける唄

君のかんざし日に揺れる

~踊ってばかりの国~『island song』

 

あの頃の気持ちを思い出して少し泣きそうになる。

帰り道に聞く曲もあったけどそれはまた今度。