資本主義ブルースドライバー

 

昨日は社会人1年目の先輩たちとお酒を飲んだ。

来年から社会に出て働く身として気になってしまうのは、やっぱり仕事の辛さとか給料とか。

いつも100円マックを食べている僕からすれば、先輩たちのボーナスの話なんかを聞くのは楽しい。

人の給料を聞くのは失礼にあたるらしいけど、優しい先輩たちだからさらっと教えてくれる。

 

当然仕事は辛いって言ってた。

夜中の3時まで説教をされた話を聞いた。

同期が仕事中に過呼吸で倒れた話も聞いた。

昼休憩の時間も休憩を取れずひたすら作業をしている話も聞いた。

3人の先輩のうち2人はもう転職する時期を決めているらしい。

なるほど、仕事が辛いとはよく聞くが本当の話だったんだ。

1つ上の先輩という僕にとって1番身近な先輩の話だから、やっぱり人ごとなんかではなくて1年後の自分の姿って感じがした。

 

でも仕事が辛いって至極当然の話だ。

それはなぜなら、人がやりたいくないことをやるからお金がもらえるからだ。

人は楽しいことを自分の代わりに誰かにやってもらおうとは思わない。

ましてやそれにお金を払おうとは思うはずがない。

楽しいことは自分でやる。

逆に自分がやりたくないことはお金を払って人にやってもらう。

これが仕事でお金がもらえる理由だ。

当然やりたくないことをやり続ければ辛いし、やりたくないことを真剣に取り組むのはもっと辛い。

だからたまに仕事が楽しいなんて話を聞くと、なにか経済システム的におかしいぞと思ってしまう。

 

やりたくないことって書くのめんどくさいから以降は嫌なことって書くけど、自分でやるのが嫌なことって意味ね。

 

だから最近よく思ってしまう。

僕に嫌なことを強要するならお金をくれって。

だって日本の経済は嫌なことをみんなに振り分けることで回っている。

みんなが生きてく上でのいろいろな嫌なことを少しづつそれぞれが引き受けてその報酬としてお金をもらって、さらにそのお金で誰かに嫌なことをしてもらう。

そうやって日本、というより資本主義は回っている。

 

だから仕事以外で嫌なことをする必要なんてないんだ。

なぜなら僕やあなたがする嫌なことには経済価値があるはずだからだ。

そして仕事以外ではいつも笑ってなきゃいけないんだ。

だってお金の発生しない嫌なことは資本主義の歪だ。

歪が積み重なれば資本主義は崩れる。

資本主義は僕たちのためにあるんだ。

利潤を追求する権利は他人の利潤を阻害しない責任であるはずだ。

 

だから僕と僕の好きな人に嫌なことを強要するならお金を払えって本気で思う。

心が狭いって思われても構わない。

だって僕が資本主義と向き合って、ちゃんと自分の頭で考えて出した答えだから。

 

僕のバイト先はブラック会社だ。

バイトの僕は大したことはないんだけど、社員さんたちは毎日朝早くから来て深夜まで仕事をしている。

忙しい時期になれば1回の出勤時間が24時間を超えてしまうこともあった。

そんな姿を4年間間近で見て来た。

だから僕は覚悟ができていると自分では思っている。

辛いことを受け入れる覚悟と、それに対してお金をもらう覚悟。

僕は仕事が辛いことに対して文句を言うつもりはない。

辛いからやるんだ。

辛いことしてお金をもらうんだ。

 

でもその代わりに、タイムカードを切った後は、ネクタイを外した後は、どうか誰も僕に嫌なことをさせないでくれ。

 

僕はずっと笑い続けるんだ。

あの子と一緒にディズニーランドに行くんだ。

好きな服を着て、好きな本を読んで、好きな子のことを考えるんだ。

もう一度言うけど資本主義は僕たちのためにあるんだ。

これが僕のための資本主義だ。

 

もちろんいろんなことに目をつぶった、偏った意見だってことは分かってる。

バイトしかしたことない、ゆとり世代の幼稚な意見だってことは分かってる。

でも僕はそうやって好きな子と生きて行くつもりだ。

 

お金が愛の数値化なら、胸いっぱいのお金を稼いでやる。