ロマンティックラブイデオロギー黨

 

もうすぐ選挙ですね。

ということで政治について書きたいと思います。

とはいったものの僕は政治に対して全くといっていいほど興味がないです。

ぶっちゃけ今週末の選挙がいったい何を決める選挙なのかも詳しくは分かっていないというバカっぷりです。

最近、後輩に借りた小山田咲子の『えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる』というエッセイを読んでいます。
その中でたびたび世界情勢や平和に関する話が出てきますが、読んでも「へー」ってバカみたいな顔をして終わってしまいます。

なので政治に興味がないっていうことを書きたいと思います。

 

興味がないものについて何故興味がないのかを説明するのは難しいですね。

とにかく昔から興味がなくて、でもその興味のなさに拍車をかける出来事が大学3年の後期にありました。

僕は当時、社会学という講義を受けていました。

社会学では家族のあり方や大量生産大量消費というスタイル、まあその他もろもろについての講義がありました。

その中で先生が、息子を虐待してしまった母親についての映像を見せました。

その母親は他にも息子を虐待したことがある母親を何人か集めて話し合いの場を設けました。

あまり詳しく覚えていませんが、その話し合いの結論としては社会の中で小さな子供を連れている母親を見かけたら周りの人間が積極的に声をかける事が重要みたいな感じだったと思います。

 

その授業では毎回感想を書いて提出するのですが、僕はこのことについて「母親が出した結論は結局は社会が悪いということだった。

それをあたかも正しいことのように扱っていて虐待した母親達をまるで被害者かのように映し出すのは間違っているのではないか。

社会も悪いかもしれないが、それ以上に悪いと言えるのは母親ではないか。」みたいなことを書いたと思います。

 

その次の週の授業で僕の提出した感想が取り上げられ、「こんなのは感情論で、実際に起こっていることをどうするかを考えなさい。」って言われました。

僕は自分の意見を否定されてスネてさらに社会学が嫌いになりました。

全てを社会が悪いことにして本当に悪いものを悪いと言えない学問なんて嫌いです。

社会学と政治は別物ですが僕はバカなので僕に取っては同じです。

 

そんなことがありさらに政治に興味がなくなりました。

そもそも僕は社会を変えようみたいな取り組みが苦手なんです。

 

僕にとっては政治や社会って微妙なバランスの上に成り立っているような気がしてしまって、あちらを立てればこちらが立たずみたいに、誰かが社会を変えろと主張してその通りになったとしたら、その影響で苦しい思いをする人が新たに出てくるような気がしてしまうんです。

結局イタチごっこみたいになっているんじゃないかと思います。

だから僕は今のルールの中でどうしたら楽しく過ごすことができるかを考える方が有意義だと思うし、その方が自分に合っています。

 

とりあえず今週末は投票に行きますが、どうすれば楽しい投票になるか考えています。

 

〜党の、党という漢字を全部難しい方の黨で書いたらちょっと楽しいかもしれません。

 

おそらく全然楽しくないのでやりませんが。