夜のベイビー

 

京都の映画館のオールナイトイベントに行ってきた。

23時から6時半くらいまで続けて3本の映画を見るっていうなかなか体力のいるイベントだったんだけど最高だった。

《Oh! Teenager Night》って名前のイベントで、その名の通り3本とも十代の青春がテーマの映画だった。

 

僕は高校生のときにずっと一緒に遊んでいた友達と見に行ったんだけど、やっぱり当時のことや当時考えていたことなんかを思い出して休憩時間にタバコを吸いながら2人でそんなことをボソボソ話した。

 

14歳の頃は自分が知らないことがあるってことを知らなかったから何でも知っていた。

怖いものも今よりずっと少なくて、大人になるってのはただこのまま年をとることだと思っていた。

14歳はもう8年も前で当時よりは大人になったけど、まだまだ自分は子供だなって思って大人になるって果てしないなって思った。

 

やっぱり学生って今が一番楽しいみたいなテンションで生きてるけど、当時は当時で間違いなく楽しかった。
中学の頃みたいに自分がどれだけ大人かアピールし合うのも楽しかったし、高校の時みたいにただ大声でみんなと共有するのも楽しかった。
忘れてしまったことは当時の出来事や考えていたことだけじゃなくて、楽しみ方さえ忘れてしまっていたんだと気付かされた。

 

僕はこのイベントの休憩時間がとても好きだ。

次の映画が始まるまでの時間にみんな気分転換に外に出て、血走った目でタバコを吸いながら感想を言い合っているのがとても好きだ。

「外に出ると頭の中すっきりするなー」

「コーヒー買ってくるわ!」

みたいな会話があちこちから聞こえてくるのも好きだ。

2時間弱の映画を見た後の15分の休憩は授業と授業の合間の休憩時間みたいで、みんな時計を見なくても体の感覚で上手く時間を過ごしている感じも好き。

 

3本目の映画が終わって外に出るとすっかり明るくなっていて、暗いところにずっといたぶん朝日がとても眩しくて目を細めながらのろのろ駅まで歩いた。

みんな休憩時間には10代の頃のようにそわそわしていたのに、魔法が溶けたようにすっかり20代の顔に戻っていた。

てか老けてた。

 

最近はすっかり徹夜に弱くなってきているし、夜中に外にいるのも好きじゃないから朝まで遊ぶみたいなことは避けてきたけど思いきって出かけて見てとても良かったと思う。

 

海を見よう! とか言って車を飛ばした 10代の夜から

流れてるよのbigbeat そしてfunkybase

I wanna B-boy! いけてなかったあの頃の僕はいつも

Look'n for you! 探してたのさ この夜を

ワンダフルボーイズ~夜のベイビー~